注文のキャンセル
顧客が割引コードの入力を忘れた、誤ったサイズやスタイルを選択した、追加の商品を購入したいなどの理由で、既存の注文をキャンセルし、新しい注文を作成したい場合があります。そのような場合、SHOPLINEの管理画面から注文をキャンセルすることが可能です。
注文をキャンセルすると、支払いの返金が処理され、該当する商品が在庫に戻される場合があります。
注文をキャンセルできるタイミング
通常、注文は出荷前であればキャンセルが可能です。ただし、POS注文に関しては、出荷後でもキャンセルが可能ですが、この処理はPOSのキャッシャーのみが対応できます。
注文のキャンセル
注文をキャンセルするには、注文詳細ページに入力する必要があります。
- SHOPLINEの管理画面から、注文ページに移動し、キャンセルする注文をクリックします。
- 注文詳細ページで、上部の「その他の操作」ボタンをクリックし、「注文をキャンセル」をクリックします。
- 注文のステータスに応じて、適切な対応を行う必要があります。
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- 注文が未払いで、まだ出荷されていない場合、商品の在庫を戻すかどうかを選択できます。また、必要に応じて注文にメモを追加できます。
- 在庫に戻す場合:商品は在庫に戻され、再販が可能になります。
- 在庫に戻さない場合:在庫管理セクションで手動調整が必要です。現在のところ、注文詳細ページでの在庫調整はサポートされていません。
- このケースでは返金処理は不要です。
- 支払い済みかつ未出荷の注文の場合、在庫に戻すかどうか、顧客への返金対応、顧客へ通知するかを選択する必要があります。
- 返金するを選択した場合:システムが自動的に全額返金を処理します。
- 返金しないを選択した場合:システムは自動で返金を行いません。注文キャンセル時に部分返金を行うことはできないため、注文をキャンセルした後に部分返金を行いたい場合や、返金前に調査を行う場合は、このオプションを選択してください。
- 注文が未払いで、まだ出荷されていない場合、商品の在庫を戻すかどうかを選択できます。また、必要に応じて注文にメモを追加できます。
- [確認] をクリックして完了します。
注文キャンセル時の重要なポイント
処理の停止
注文をキャンセルすると、すべての処理が停止し、それ以降の操作は中止されます。
支払い済み注文のキャンセルと返金
支払い済みの注文をキャンセルすると、全額返金が完了した時点で注文の支払いステータスが「返金済み」に更新されます。ただし、返金処理に問題が発生し、失敗した場合は、選択した請求モードに応じて手動で再処理する必要があります。この場合、注文の支払いステータスは「返金済み」にはなりません。
手動請求モードを使用している場合、顧客が支払った金額のうち、まだ請求されていない分も含めて全額返金されます。
ポイントやマーケティングキャンペーンの取り扱い
注文をキャンセルすると、顧客が使用したポイントや適用されていたマーケティングキャンペーンの資格が解除され、再度利用できるようになります。
クレジットカード取引手数料の返金について
返金を行った場合でも、クレジットカードの取引手数料は返金対象外となります。
顧客による注文キャンセルの設定
SHOPLINEの管理画面から、管理者が注文をキャンセルできます。顧客がストア内で直接注文をキャンセルできるようにしたい場合は、「Order Cancel Helper」アプリをインストールすることで、この機能を有効にできます。
このアプリを利用すると、顧客が自身で注文をキャンセルできるため、カスタマーサポートの負担が軽減され、注文の遅延による支払い拒否のリスクも低減されます。ただし、顧客によるキャンセルは注文のステータスのみを変更するものであり、返金は引き続き管理者が審査して処理する必要があります。
現時点では、顧客がストア内でキャンセルできるのは、支払い方法が「代金引換」であり、かつ注文ステータスが「発送準備完了」の場合に限られます。