カスタマーサービス用メールアドレスのドメイン認証について
カスタマーサービス用のメールアドレスは、顧客からの問い合わせやご相談を受け付けるための直接的な連絡手段です。また、自動送信される注文通知にも使用され、顧客に購入内容に関する重要な情報をお届けします。
このメールアドレスに紐づくドメインを認証することで、メールの信頼性が向上し、迷惑メールとして扱われにくくなるため、重要なメッセージが顧客の受信箱に確実に届きやすくなります。
ドメイン認証が必要な理由
カスタマーサービス用のメールアドレスを設定する際に、ドメイン認証を行っていない場合、SHOPLINEは「プロキシモード」でメールを送信します。しかし、Googleなどの主要な海外メールサービスプロバイダーでは、プロキシモードによるメール送信に対して年々厳しい制限が設けられています。この送信方法では、メールがブロックされたり、迷惑メールとして扱われたりするリスクが高まり、正常に届かない可能性があります。
そのため、カスタマーサービス用メールアドレスには独自ドメインのサフィックス(@yourdomain.com など)を使用し、ドメインを認証することを強く推奨します。ドメインを認証することで、以下のようなメリットがあります:
- メールの配信成功率が98%以上に向上し、迷惑メールフォルダに振り分けられる可能性が大幅に減少します。
- Gmailなどのメールクライアントで、受信者に毎回確認を求めることなく画像が自動的に読み込まれるため、ユーザー体験が向上します。
- メールの送信元としてブランドのドメイン情報が表示され、より信頼性が高く、プロフェッショナルな印象を与えることができます。
未認証ドメインと認証済みドメインの比較
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未認証のカスタマーサービス用メールアドレス:顧客が受け取るメールには、「shoplineemail.com 経由で送信」と表示され、警告メッセージが付く場合があります。
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認証済みのカスタマーサービス用メールアドレス:顧客が受け取るメールの送信者欄に、設定したカスタマーサービス用メールアドレスがそのまま表示されます。
メールドメインを認証する
カスタマーサービス用メールを設定する
- SHOPLINE管理画面で、設定 > 基本情報 に進み、ストアの基本情報 > カスタマーサービス用メールアドレス を開きます。
- 入力欄にメールアドレスを入力し、「コードを送信」をクリックして認証コードを取得してください。届いたコードを所定の入力欄に入力します。
- その後、[更新する]をクリックして変更を保存します。認証コードが確認されると、メールアドレスの認証が完了します。
メールドメインを認証する
SHOPLINEでは、メールの配信成功率を向上させるため、AWS(Amazon Web Services)を使用したドメイン認証を導入しています。
これまでにメールドメインの認証を行っていない場合は、AWS方式での認証が必要となります。すでに別の方法で認証済みの場合でも、追加でAWS方式を使って認証することでさらなる利点が得られます。
注: Gmail、163.com、QQメールなどのパブリックメールアドレスでは、ドメイン認証は行えません。 |
- カスタマーサービス用メールアドレスの設定欄で、[メールアドレスのドメインを認証]をクリックします。
- 設定ページが開くと、7つのレコードが表示されます。
すでに別の方法で認証済みの場合は、「詳細認証(推奨)」タブに表示されるレコードをご確認ください。
- ご利用のドメイン管理サービス(例:お名前.com)にログインし、表示された7つのレコードをDNS設定に追加してください。
注:
ドメインサービス別の設定方法については、以下の記事をご参照ください。
- レコード追加後は、最大24時間ほど反映に時間がかかる場合があります。時間を置いてから、SHOPLINE管理画面のカスタマーサービス用メール設定画面に戻り、[認証する]をクリックして認証を完了してください。
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認証が成功すると、ドメインのステータスが「メールドメインが認証されました」と表示されます。
認証に失敗する場合の対処法:
- DNS設定に重複や無関係なレコードがないか確認してください。
- 各レコードの値が、SHOPLINE管理画面で表示された情報と正確に一致しているかを確認してください。
- DNSの反映には最大24時間かかる場合があります。時間をおいて再度お試しください。
重要:
GoDaddyやAlibaba Cloudなど一部のドメインプロバイダーでは、DNSレコードを追加する際に、値からドメイン名を省略する必要があります。
※ すでにドメイン設定内にDMARCレコードが存在する場合は、新たに追加せず、既存のDMARCレコードを編集してください。複数のDMARCレコードがあると、認証エラーの原因になります。 |
よくある質問
ドメイン認証が失敗するのはなぜですか?
主な原因は以下の2つです:
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MXレコードが未設定
ご利用のDNSプロバイダーのDNS設定にて、MXレコードが正しく設定されているかご確認ください。企業用メールを外部プロバイダーから購入されている場合は、そのプロバイダーからDNS設定方法をご確認ください。 -
ドメインのサフィックスが一致していない
ストアに独自ドメインを正しく接続しているか、またカスタマーサービス用メールのサフィックス(@以降の部分)が接続済みのドメインと一致しているかご確認ください。
ひとつのドメインのメールアドレスを、複数のストアに紐づけても大丈夫ですか?
おすすめしません。
同じドメインのメールアドレスを複数のストアで使用すると、設定上の競合が発生し、メールの配信成功率に影響を与える可能性があります。
代替案として、ドメインのサブドメインを作成し、それぞれのストアに別々のメールアドレスとして設定する方法があります。
例:
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ストアA → ドメイン:
example.com
/ メールアドレス:service@example.com
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ストアB → ドメイン:
tw.example.com
/ メールアドレス:service@tw.example.com
注: サブドメインの接続方法については、「SHOPLINEへのドメイン接続方法」をご参照ください。 |
ストアのメールアドレスを別ブランドのメール(ドメイン付き)に変更した場合、再認証は必要ですか?
はい、必要です。
ストアのカスタマーサービス用メールを別ブランドのメールアドレスに変更した場合は、新しいドメインで再認証する必要があります。
ただし、認証済みのメールアドレス自体に変更がない場合(例:表示名のみ変更など)は、再認証は不要です。
ドメイン認証が完了したのに、なぜ「emailshopline.com 経由で送信」と表示されるのですか?
ドメイン認証が完了してから反映までに5~30分程度かかる場合があります。しばらく経ってから再確認してください。