CSVファイルを正しく開く方法と文字化け対策
SHOPLINEでは、エクスポート/インポート機能を使用する際、商品情報を大量に保存できるCSV形式でデータを管理しています。しかし、一部のExcelバージョンではCSVファイルとの互換性に問題があり、ファイルを開くと文字化けが発生する場合があります。
このような場合は、WPS(Windows、macOS対応)やNumbers(macOS専用)といった別のアプリケーションでCSVファイルを開くことで、文字化けを回避できることがあります。また、実際の状況に応じて、いくつかの方法で問題を解決できる可能性もあります。
なお、使用しているExcelのバージョンによって対応方法が異なる場合がありますので、ご自身のExcelバージョンを確認したい場合は、Microsoft公式ガイドに従ってバージョン番号の確認を行ってください。
Windows 10でCSVの文字化けを恒久的に解消する方法
Windows 10をご利用の場合、システムのエンコード形式をUTF-8に変更することで、CSVファイルを開いた際の文字化け問題を恒久的に解消することができます。
以下の手順で設定を行ってください。
- Windowsのスタートボタンをクリックし、「設定」を開きます。
- 「時刻と言語」を選択します。
-
左側のメニューから「言語」をクリックし、右側に表示される「言語の管理設定」を開きます。
- 次に、「システムロケールの変更」をクリックします。
- 「ベータ版:世界中の言語に対してUnicode UTF-8を使用」のオプションにチェックを入れ、[OK] をクリックして設定を保存します。
メモ帳でCSVファイルをUTF-8に変換する方法(Windows)
Windowsをご利用の場合、メモ帳を使ってCSVファイルのエンコード形式をUTF-8に変更することで、文字化けを解消できる場合があります。
以下の手順で設定してください。
- ダウンロードしたCSVファイルを右クリックし、「メモ帳で開く」 を選択します。
- メモ帳のメニューから、ファイル > 名前を付けて保存 を選びます。
- 「エンコード」オプションで、「UTF-8」 を選択します。ファイルの拡張子(.csv)は変更せず、そのまま保存してください。
- 保存後、元のCSVファイルをExcelで開きます。
ExcelでCSVファイルを正しく開く方法(バージョン別)
Excel 365(最新版)の場合
- Excelを起動し、リボンメニューから データ > テキストまたはCSVから を選択します。
- ローカルフォルダーからダウンロードしたCSVファイルを選び、「インポート」をクリックします。
- 表示されるポップアップウィンドウで、次のオプションを確認します。
- ファイルの原本形式:65001: Unicode (UTF-8)
- 区切り記号:カンマ(,)
-
設定を確認したら、「読み込み」をクリックして、文字化けのないExcelファイルを作成します。
Excel 2013以前のバージョンの場合
- Excelを起動し、リボンメニューから データ > テキストファイルから を選択します。
- ローカルフォルダーからダウンロードしたCSVファイルを選び、「インポート」または「開く」をクリックします。
- ポップアップウィンドウで次のオプションを設定し、「次へ」をクリックします。
- ファイルの原本形式:65001: Unicode (UTF-8)
- 次の画面で、以下の操作を行い、「次へ」をクリックします。
- タブ(Tab)のチェックを外す
- カンマ(,)にチェックを入れる
- 列のデータ形式を「文字列」に設定し、「完了」をクリックします。
これで、文字化けのない状態でCSVファイルをExcelに取り込めるようになります。